元はカラオケオフでよくお世話になったにゃんこ☆さんのリツイートから。
1970年代の狩猟雑誌を読んでいたら、「最近の子どもはナイフで鉛筆も削れない」と書かれていた。アウトドア雑誌などでは今でも決まり文句のように使われているこの言葉、もう40年間も使いまわされてるのか・・・。
— 千松信也 (@ssenmatsu) 2014, 11月 10
猟師で本も書かれている千松さんのツイートです。アウトドア系や狩猟系の本などは自分の生活では読むことはないけど、ナイフの話題は多分必然的に出てくるでしょうね。
たしかに「最近の子どもはナイフで鉛筆も削れない」というフレーズは子供の頃からいろんな媒体で聞かれた言葉。それが40年前の本で既に言われていたとのこと。
この辺りからはにゃんこ☆さんとのやりとりを多少詳細に。
これまた自分が子供の頃からよく言われて聞いていたフレーズで、
「子供に刃物を持たすな」
注意されたことがある人は少なからずいると思います。このフレーズが出来た「きっかけ」について何かで読んだ記憶があったので改めて調べてみました。
1960年に浅沼稲次郎という政治家が暗殺されました。テレビでもショッキングな古いニュース映像としてよく取り上げられたので、詳しく知らずとも映像をテレビで見た人も多いと思います。ネットでも難なく動画が見つかります。
この事件についてwikipediaより引用。
浅沼稲次郎暗殺事件
犯人・※※は少年だったこともあり、この事件をきっかけに「子供に刃物を持たせない運動」が始まった。それにより、それまでは鉛筆削りや工作に使用されていた肥後守を始めとする刃物が子供から取り上げられ、以後続く刃物規制の始まりの一つとなった。というように、この「未成年が起こした事件」をきっかけに「子供に刃物を持たすな」と銃刀法の改正にまでつながる、上記のフレーズのきっかけの事件です。
そして1960年のこの事件から十数年すると、先の千松さんのツイートで読まれた本の1970年台。
ここで私とにゃんこ☆さんとのやりとりから、あることが端的に見て取れます。
@klaxon75
情報有難うです。
きっちり計算合いますね。
政治家さんの暗殺が、最終的に鉛筆削れない子供の話に行き着くのか^^;
近年は犯罪起こした人がナイフ持って学校に行ってたりすると、「やっぱり」的に報道されますものね^^;
— にゃんこ☆ (@nyan007) 2014, 11月 12
そう、「最近の子どもはナイフで鉛筆も削れない」、そして「子供に刃物を持たすな」という2つの点が線で結ばれた瞬間でした。自分も思わず内心「おおー」と感嘆。にゃんこ☆さんのそのあとのリプライで、
あー、そういう点が繋がる瞬間ってのは、妙な感動がありますよね(^^)と頂いて、まさにその通りで(^^)
何か目の前がひらけたような感じでw
そうなると嬉しくて人に喋りたくなるもの。
とりあえず手近なところで自分の母親にこの話をしてみた。
すると意外なレスポンスがあって、簡単にまとめると、
小学生の頃はみんな筆入れに鉛筆削り用の片刃の折りたたみのカミソリを持っていて、これが高学年の時に急に禁止になり、見つかったら先生に没収されていた。
とのこと。母親は1949年生まれ。となると1960年は小学校5,6年の計算でまさに上の引用通り。ある意味当事者でした(笑)。母親もあの事件がきっかけだったんだと、この話で判った様子。
自分らが小学生の頃はギミックのある筆入れ、匂いつき消しゴムやロケットペンシルがクラスで流行ったりしていたが、母親の世代はその鉛筆削り用のカミソリが自分たちのそれに当たるようで、プラスチックのカラフルなケースのものがあったとか。 上記で出る肥後守とはまた別物とのこと。
この点と点が繋がっていく感じが楽しくて久々に記事にしてみようかと思った次第です。
なんでもとりあえず話してみるものです。
なにが出てくるかわからないから面白い!…けど基本人見知りです。
去年は一本も投稿してないな。ツイッターにとって変わってるんでねー。
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